青い空が 俺は憎かった
だから だからこそ 白いペンキを投げつけた
    パアーっと 広がったその白に
         青い空は驚いていた
だのに いつの間にか 雲になっていた

白い雲が 俺は憎かった
だから だからこそ 黒いペンキを投げつけた
    パサーっと 覆いかぶさった黒に
          白い雲は驚いていた
だのに いつの間にか 雨になっていた

強い雨が 俺は憎かった
だから だからこそ 赤いペンキを投げつけた
    ベチャっと 丸く居すわった赤に
          強い雨は驚いていた
だのに いつの間にか 太陽になっていた

赤い太陽が 俺は憎かった
だから だからこそ 心臓に斧をふるった
    サアーっと 飛び散る深紅の血に
          赤い太陽は驚いていた

そして いつの間にか 意識が途絶えていた




水たまりの中の青空は 小さかった
ポチャンと投げた石ころに
水たまりの中の青空は 歪んだ


渇いた愛 砂に吸われる水
草木は 枯れていた
朝 枯れ木に風が吹く


今日の愛 明日には憎悪 渇いた愛
激しい雷雨 外で遊ぶ子どもたち
汗まみれ……