過ぎし日の 幼きころの想い出は 

満天の星より 多けれど


吾れの倖せ 唯ひとつ


この十九年の 生涯に 

終止符を打つことのみ
=吾れの・・=






分からない ・・・もう 分からない・・・
トモダチ ・・・さえも 異国語に聞こえる

どうしてこの世に 男と女?
どうしてそんな 区別を? 

何かが音を立てて 崩れていった

ことばなんか 信じるもんか!
文字なんか くそくらえぃ だ!

何かが音を立てて 崩れていった
=崩れる=






夕陽が
赤く燃えて 大海の波間に 沈む
赤く染めて 大海の波間に 沈む

夕陽が
赤く燃えて 屋根の隙間に 沈む
赤く染めて 屋根の隙間に 沈む

夕陽が
赤く燃えて 雲海の真中に 沈む
赤く染めて 雲海の真中に 沈む

夕陽が
赤く燃えて 里山の田園に 沈む
赤く染めて 里山の田園に 沈む

雨だ!
霧雨だ!
水墨画だ!

雨だ!
豪雨だ!
油絵画だ!

知らぬ間に
夕陽が
消えていた
=夕陽が、沈む=






荒涼たる砂漠に 一厘の花を捧げてくれた君

オアシスに映る 月影と共に捧げん 
love_you


淡く照らす京人形の灯りに 君の健康を祈って
はかない希望の灯りを まばたく星に重ねて

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背伸びは 若者の悲しい特権
背伸びは 若者の悲しい特権


空にポツンと浮かぶお月様に君を見て、
おやすみ!と、投げキッス。


何も言いはしない、その内オレだって、
きっと忘れてしまう。

いや、忘れてみせる。
=背伸び=


poem