俺は 改めて 彼女が女であることを 認識した そしてその時 俺と彼女との間に 深い溝ができた |
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理 し 宗 神 ケ 俺 知 か 教 の イ は 的 し と 前 ケ 何 ` 全 い で ン と 論 て う な か 理 が 観 気 し 許 許 的 念 持 て さ さ 人 ム の ち れ れ 間 ダ 怪 に る る の だ 物 な 筈 こ 俺 っ の ろ の と に た 前 う な の は で と い な 努 い め こ た と だ っ た |
=敬虔= |
今、ことばを忘れてしまった。 今、為す術を失った。 唯、ベッドの上に座り ボンヤリとテレビに見入る。 ・・・・・書く気が 失せてる・・・ どうしてだか分からないが、女というものを 単なるセフレとしか 考えられなくなった。 二十歳 ・・・大人への登竜門 煙草を吸った 酒も飲んだ パチンコもした 何かしら “大人”という言葉の奥に 恐ろしいものが隠されているような そんな気がしてならない 若さは 悲しいけれど 哀しみの心を捨てたくない ことばで 自分を飾りたくない ことばで 自分を守りたくない |
=ことば= |
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病死というわけでもなく 自然死というわけでもなく 他殺死でも 事故死でもない 死 灼け付く太陽 その砂漠で 水を失っても 生き得る時間は? 太陽も月もなく 雨も風もない 無音の部屋の中での 飢えと渇水・・・ その死 |
=その死= |
”荒々しい瞬間の暴力が飲み込んでしまう。” そしてその飲み込まれた世界は、 誰も居ない浜辺でたった一人で泳いでいる私を、 もう一人の私が見ている所。 ”ぴかぴか光っているものは、一時の為に生まれたもの。 本当のものは、滅びることなく後世に伝わります。” 人間の愛とは、所詮前者のようなものでしょう。 彼は 幸せ者です。 私に殺された、唯その一点で、私の心に 私を知る人の心に いつまでも記憶されるのですから。後世にまで伝わるのですから、 たとえ記憶の片隅のことだとしても。 ”私が後世のことなぞかまっていたら だれが今の世の人を笑わせますか。” この世から 笑いという笑いが消え 哀しみという哀しみが消え去る ━ そう、「人でなしの国」 そしてそれが、「超人の国」でしょう |
=超人の国= |
Such is life, Will once more! |
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冷 た く 吹 死 光 そ 鼠 そ か 静 く ん の の と び く 寂 だ 下 朝 戯 え れ を 風 の へ に れ 立 て 保 の で 運 は る つ い つ 下 す ば 雑 ビ る 海 で れ 踏 新 ル の の る の 聞 街 は 世 こ 中 紙 の 界 と で 片 誰 に な 隅 ? く で |
=death= |
夢を見た。 夢であって欲しいと思った。そして何よりも 現実であってくれ!と、祈ったことだろう。 亜紀子は 俺を嘲り笑うように 見も知らぬ男の胸に 抱かれていた。 一糸まとわぬ姿で。 どんなに 苛立ったことか! どんなに 悦びに充ちたことか! 蜜は くだけた。 どれ程に腹立たしかったか。 幾度 叫びの慟哭を抑えたことか。 戯れに触れられたほゝへの 柔かい唇の感触 ・・過ぎ去ったこと・・・ ぼくは何も言わずに背を向け そして・・・涙した |
=tears= |
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 辺りを闇がすっぽりと包みこみ、誰もが互いを干渉しなくなった時 フッと、心をかすめるーあの空、ほんとの空? 宇宙につながる筈のこの空に、何かが覆い被さり、全ての恵みを 奪い去る闇が生まれる・・・、否、生まれた。 思いを遠くにはせ、覆い被さる闇を突き破り、宇宙の中に溶け込む。 脳裏に浮かぶ 霞のたなびく果てに、赤い月がある。地上で見るより遥かに大きい。 そして、山の緑、川のせせらぎ・・・みんなキレイだ! 林を歩き回り、立ち込める陽炎を払い、今、茶畑に立っている。 湧き出る清水の流れを伝い歩く・・歩く・・ いつの間にか山間を緩やかに流れる川になり、魚や小さな虫が 誰に脅かされることなく、泳ぐ。 悲しい・・・ ほゝを伝う涙が、止まらない。 母という名の付く女性は居ても、おふくろの居ない日本・・・ 「地震・雷・火事・親父」 畏怖感の消えた父親。存在感の薄れた父親。 と共に、おふくろも、消えていた。 |
=おふくろの詩(うた)= |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 独立した私の部屋には、CDコンポがあります。 ベッドがあります。冷蔵庫も、洗濯機も、あります。 大変、嬉しいです。 その上に、エアコンさえも取り付けてあるのです。私は 倖せ、なのでしょう・・ でも私は、寒いのです。 全てが整いすぎていて それが為に私は、 人とのコミュニケーションを失くしているのです。 全てが、私の部屋で完結するのです。 私は、いつも寒い思いをしています。 |
=happy?= |
大人になるための階段、 なのでしょうか。 大人になるための試練、 なのでしょうか。 大人って、 我慢をしなければいけないのですか。 それが大人と言うなら わたしは、なりたくない! |
わたしは今、とても酔っています。 グデン、グデンの、 泥酔状態です。 わたしは今、とても淋しいのです。 人恋しくて、人恋しくて、 たまりません。 わたしは今、とても泣きたいのです。 ワアー、ワアーと、 号泣したいのです。 あのひとは今、どうしていますか。 よっしゃ、よっしゃと、 駆け上がってますか。 あのひとは今、燃えていますか。 ワッセイ、ワッセイと、 囃し立てていますか。 あの人は今、泣いていませんか。 わたしを、わたしを、 思い出してませんか。 |
=グデン・グデン= |
青く澄んだ空の下で 緑におおわれた山の陰で 朝日に映える川の上で 何故に人は傷付けあう? 終わりを知りつつ恋する 旅立つ人に愛を捧げる 何故に 何故に人は それをする 何故に人は騙しあう? 涙をかくして笑う 怒りを隠して笑う 何故に 何故に人は それをする |
=why?= |
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