生き地獄 編 



トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
………………
ドクン

トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
………………
ドクン

トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ

ドクン
ドクン

トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ           
………………
  鼓 動
 
ごめん!
と言っても、あなたは 
まるで知らないことだけれど。

あなたの預かり知らぬところで、
勝手に恋をし、勝手に失恋!
ハハハ、、、まるで、ピエロだよ。

ザラザラ……
ジャリジャリ……

心臓から送り出される血液、
そんな音が聞こえる
…… …… 気がする

ごめん! 
 
  愛を求めて、三千里……
愛を探して、三千年……
愛を訪ねて、三千界……

恋に恋して、三千里……
恋に焦れて、三千年……
恋に溺れて、三千界……

愛に飢えて、三千里……

愛に惑って、三千年……
愛に浸って、三千界……

恋に遊んで、三千年……
恋に墜ちて、三千界……
恋に燃えて、三千里……

愛に彷徨う、旅人ひとり

 彷徨う、旅人ひとり
 
“サヨナラ!”と言うわけでもなく
そのくせ 抱きしめるわけでもなく
子どもが おふくろを求める
姉を妹を慕うように 求める
platonic的に異性を求め
sexual的には疎んじて

  僕だって 男です
desireは持ってます
でも 怖いんです
何だか 怖いんです
童心のままで
手を握ったり 肩を抱いていたい

不安定なmentality
emotionが動揺している
その為? 女性から離れている
この三ヶ月 僅か二回きりのデート
土日の度に A子やらB代やらC美らと
デートを重ねてたのに

  信じられないことですが
集団デートでした
ボーリングとカラオケと みんな大騒ぎ
なのに ぼくは素っ気ない態度
クールな男と モテモテでした
ほんとは 淋しがり屋に照れ屋

他人に頼れない

 michiyoが言った
 「養女に出して!」
 見透かす父親が答えた
 「じゃ、出してやる」
 父親の真顔に驚くmichiyo
 「うそ、うそ、うそなの」
 父親の背中にすがりついた
 
ぼくは すがりつきなんかしない
泣いたりもしない
そして 出て行く

  aniの家出
大捜索が始まり 連れ戻される
ぼくには出来ない
そのまま見捨てられそうで 怖かった
愛を感じられなかった
おこぼれ頂戴 と感じていた
おねだりの出来ない ぼくだった
嫌われはしないか そればかりを考えていた
 それが 行動の規範となった
  aniが目を覚ます
いつも 父母が居る

ぼくが目を覚ます
だれも 居なかった
泣き叫んでも だれも来ない
いつの間にか 泣くことを忘れた

  ぼくはぼくを 見捨てない
絶望したり しない
こころの奥で 自分をなぐさめてきた 
だけど ひとりぼっちが怖い

不安と焦り が消えない
それを 忘れるために書く
自分を見つめながら 書きつづける
まさに masturbation
そして ぼくが嫌になる
自虐的に 自分をさらけ出す
 

  あなた
あなた……
一日 いや一時間でいい
かわいそうな奴 と思ってください
できれば その胸に抱いてください
そしてその後 このぼくを
見捨ててください
  お膳立て
 
姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
あんた きれいだねえ

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
足が ながいねえ

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
おっぱいが でっかいねえ

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
あんた かわいいねえ

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
まつ毛が ながいねえ

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
お口が かわいいねえ

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
おとしは いくつ?

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
生まれは どこなの?

姉ちゃん
姉ちゃん
ねえちゃんよお
えーと えーと ……

おやじぃ
カサブランカ・ダンディなんか
口ずさんじゃってさ
かっこつけ過ぎだよ

おやじぃ
あなたのために
守り通した 女の操
出ましたよ おハコの歌が

ノーパン喫茶知ってるよ
メイド喫茶じゃ
萌え〜ないのよお

ねえちゃん
チューボーで
あっかんべえ!

かあちゃん
かあちゃん
かあちゃんよお

垂れてる おっぱい
チュパチュパ もみもみ
ついでに でっちり お尻
すり すり すり

かあちゃんだけだよ
好きだよお

はい はい はい
おかえりいぃ
 おやじの(ウタ) 〜のんだくれ〜
 
こぼれた涙のしずくだけ
あなたに
呪いをかけましょうか

わらの人形を手に持って
丑三つ刻に
裏山へ行きましょうか

冥府の樹木に
縛りつけ
五寸釘を打ちましょうか

雲間に隠れていた
月が
いま あらわれました

水たまりの中で 見つけた
わたしは
なんと恐ろしい顔を

わら人形を持った手に
蝶蝶が
ヒラヒラととまります

木槌を持つ手に
蛙が
飛びつきます

ああ
あああ
ああああ

雨が降ります
月は
天にあるというのに
ああああ