空から雨が 降ったって
冷たい風が 吹いたって

いい娘だから、いい娘だから、
ぼくのあとから、ついといで。
泣かないで、泣かないで、
ぼくのあとから、ついといで。

君のために、きっときっと
すてきな明日を見つけるさ。
バラ色雲のかなたに、
すてきな明日を、見つけるさ。


石に転んで、けがしても
石に滑って、けがしても。

いい娘だから、いい娘だから、
ぼくのあとから、ついといで。
泣かないで、泣かないで、
ぼくのあとから、ついといで。

君のために、きっときっと、
すてきな明日を見つけるさ。
バラ色雲のかなたに、
すてきな明日を、みつけるさ。


嬉しいばかりの 青春さ。
輝くばかりの 青春さ。

いい娘だから、いい娘だから、
ぼくのあとから、ついといで。
泣かないで、泣かないで、
ぼくの後から、ついといで。

                   =いい娘だから=








 接吻・・口吸い・・口づけ・・キス・・

 柔かい唇が触れ合う、甘美だろうなぁ。
 薄く唇が開き、震えるteethがあたる・・

 “カチ、カチ、”

 その音に恥じらいを感じつつ、瞼は閉じた
 ままに、開けきれない・・

 ただもう触れ合ったが最後、
 いつ離れるべきか・・わからない。
 そのままに、触れ合ったままに・・・

 く、苦しいぃ!
 だめだ、もうだめだ!

 大きく深呼吸、そして深く息を吸い込んで
 Let’s try ,again!

 “ぶっちゅうぅぅ”
 舌と舌がからみ合い、あゝ、甘美、耽美、
 桃源郷へ・・・

                    =接吻=







 水面に映る夕陽が目にしみて
思わずこぼした涙のしずく

どこまでも青い この空にひとつ
白い雲が流れる どこかへ

風が運ぶ便り 雲に託した便り
愛の咲き乱れる 花園へ

どこまでも青いこの海に一羽
白いかもめが飛んでゆく どこかへ

潮風の甘い便り 海に託した便り
愛の咲き乱れる 花園へ

君住む 花園へ
君住む 花園へ

                    =花園へ=








どうしたの? 
    笑って許せる? 心が痛まない? 余裕のある女だって?
    イヤだ、嫌だ、そんな貴女は・・、嫌いだ!
    泣いてょ! 傷ついてょ! 自分に正直になってょ!
    他人には見せないで! 僕にも見せないで!

なにが あったの?
    鏡に映る自分に、ぶつけようょ、その思いを。
    鏡に映した、泣きはらしたその顔を
    朝(あした)には、拭き取ろう、ねっ!
    そして夕べには「おはよう!」って。

出かけなきゃ。大急ぎで、駆けつけなくっちゃ。
    傘がないんだ! 忘れたのかな? きみの部屋に? 
    困った、ホントに困った。どしゃぶりだモン・・。
    あれぇ? 誰も、傘をさしてないょ?
    こんなに雨が降ってるのに、どんどん降ってくるょ。

待ってて・・・  すぐに駆けつけるからさ。

                                    =待ってて=
                                                                    


君を遠くから 見てるぼく

   君は どんな気持ちでいるの?
   知りたい・・・

   どうして君は、そうなんだい?

恋心・・・
   ほんとに恋してるぼくだょ

   それを知ってる君なのに

なぜ・・・
   ぼくは君を 見つめてる
   ぼくの目には 君がいる

   けれども
   君の目には ぼくは いない
              =君の目には=





白いタバコの煙りが
朝の光に とけこんで
枯れていたのは 窓辺のリラ


     犬の遠吠えの 哀しい色に
     太陽の目覚めが 始まる


その夕べには
窓辺のリラも
実を付けるだろう
               =朝の光と月=




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