僕が神に同情する 唯一のことは 大勢の人間を 同時に愛せても 愛されても 一瞬間でさえ 一人の人間だけを 愛する それが 許されないことだ |
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あふれる愛が とめどもなく ほ丶を濡らす その夜明け 海と朝日が溶けあって 二つの心をあわせ 今 昇天していく |
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君と僕の間に あるものは たゞ、・・・空間 何もない 空間 その空しさが、淋しさが 耐えられない |
君に僕の愛を 伝える方法はないものか もしそこに障害物があったら、証として ぶち壊して進む勇気も 湧くだろうに。 |
“愛しています” その言葉に空虚さを感じるほどに 君を愛している |
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自然が はてしもなく長い糸を、無関心によじながら紡ぎに巻きつけている時、 万物の雑然たる群れが不快に入り乱れて響いている時、 この流れて変わらぬ単調な列に区切りをつけ、リズムをもって動くように 活気付けたのは 誰ですか。 紛れもない、君なのです。 君が誘う 静寂の世界に微かに息づく・・・ タン タタタン タン タタタン タ〜ン タ タン タ〜ン タタン その世界に足を入れたおかげで リズムを知ったのです。 だれが 嵐を 情熱を 滾らせ 夕映えを 厳粛な心を持って 燃えさせますか。 霧が世界を包み 蕾がまだ奇跡を約束した時代を 壊すのですか。 |
許してください 私はもっと 知るべきでした。 もっと人間が持つ 複雑で、微妙で、微かな、静かな心を。 |
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そうさ、君は 甘い口づけで僕に 春を呼んだ その密の香りで僕の体を包み 歓喜の世界へと 導いたょ |
・・・ 俺は知らなくても良かった 無垢なまゝでも 後悔はしなかったろう 何よりも俺は 自由が欲しかった |
そうさ、君は 俺の卑屈な心を和らげ 素直さをくれた 俺の幼い心を開かせ 大人の心をくれた 俺の心から自由を奪い取ってしまった 俺の心の全てを 君は埋め尽くしてしまった 何をするにも まず君のことを考えてしまう 何よりも俺は 自由が欲しかった |
だから今 憎いほどに愛してる君を、今、今、殺したい! |
=kill you=
君を遠くから 見てるぼく 君は どんな気持ちでいるの? 知りたい・・・ どうして君は、そうなんだい? 恋心・・・ ほんとに恋してるぼくだょ それを知ってる君なのに なぜ・・・ ぼくは君を 見つめてる ぼくの目には 君がいる けれども 君の目には ぼくは いない |
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