トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ

・・・・・

ドクン

トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ

ドクン

トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ

z z z z z z z z z z
z z z z z z z z z z

トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
トクッ トクッ トクッ トクッ トクッ
                          =鼓動=


ごめん!

と言っても、あなたは 
まるで知らないことだけれど・・

あなたの預かり知らぬところで、
勝手に恋をし、勝手に失恋!
ハハハ・・まるで、ピエロだょ。

ザラザラ・・・
ジャリジャリ・・

心臓から送り出される血液、
そんな音が聞こえる
・・・・・気がする
      =ごめん=



「あなたって、どういう人なんでしょう?
 何かずっと見守ってあげたい。
 見守るという言葉が適切でなければ、
 見ていたい・・・。
 そういう気持ちを起こさせる人なの。」

「そしてそれが、決してあなたの重荷にならないように
 遠くから、そっとと思う。
 だから、ずっとお友達でいたいの。」

「他人は誰も皆、あなたや
 もう一人のあなたの作品を読んだ後、
 あたしをまじまじと見つめて、言う。
『あなたはこの人に、一体どのような手紙を書くのですか?』
 あたしは、いつも、返答に困ってしまう。
 自分でも、不思議でたまらなくなる。」
そ、そんな、こと、、、

今、言葉を忘れてしまった・・
今、為す術を失った・・

ベッドに座り、ぼんやりとテレビに見入っている。
小説を書く気にもならない・・

明日から、何をしよう。
何を、すればいい・・・

                                                              =手紙:振られたぁ!=



小さな石を池に投げ、大きな波紋が広がった。
良いにつけ悪いにつけ、それを投げたのは、君だ!

男の子が蛙に向かって石を投げた。
蛙は言った。
「坊ちゃん!あなたにとっては遊びでも、
 私にとっては、生き死にの問題です。」

偽りの優しさよりも、心から憎んで欲しい。真実の言葉が、欲しい・・・そう願いつつもやはり心の底で、慰めの言葉を待つ。

僕は一人で砂浜を歩いていた。
太陽はもう沈み、月の光もうっすらとしていた。冷たい風が、沖から吹いてくる。
もう帰らなくちゃ・・そう思いつつ、いつまでも歩き続けた。
砂浜の果てに、何があるか分からない。

砂浜から、・・岩だらけに。
それでも歩いた、何かがありそうだ。
        
年をとるということは、大人になるということ。
                      現実を見るということ。
                          汚れていくこと。
                           そう思った。
しかし自分が汚れても、あの娘は汚すまい。
                    そう思った。
汚れたとしても、自分で納得してのこと。
何の不安があろう。
その汚れを醜いと思うのは、
己を信じていない者の言葉だ。
                        =Re.手紙:忘れられない!=


ひとりぽっちのアパートの部屋。        
空気の入れ換えに開け放した窓。

連なる家々の屋根の向こうに、

白い雲を背にした山々。

所々に白いものをかぶり、

燃えさかる太陽の光を跳ね返している。


雲も又、夕日の強い光を受けて

大空に伸びている。

雲に心があるとしたら、

強い絆で結ばれているのだろう。

南の故郷で見た雲とは違うようで、

しかし同じようで・・・


いつか見た雲、今見る雲。

同じ雲なのに、ひとつとして同じではない。

信じていた━と思っていたことが、

実は、思いこもうとしているに過ぎない、

と知った。
=雲=




うそを、つきました
うそを、つきました

                      “なに、それって?”

ごめんなさい
ご免なさい、です

                          “うそ、だぁ!”

ほんとに、ごめんなさい
ほんとに、ほんとに、ごめんなさい

                       “信じない、モン!”

ほんと、なんです
ほんとの、ことなんです

                   “いや、そんなのいや!”

ごめんなさい、です
ほんとに、ごめんなさい、です

                      “うそ、うそ、ょね?”

だめなんです
もう、だめなんです

                         “うそつきぃ!”

いかなきゃ
いかなきゃ、いけないんです

                     “逝っちゃ、やだぁぁぁ”
                                           =嘘を吐きました=




wail poem