kako! 何年ぶりかの手紙ですね。 気の遠くなるような・・・それでいて、つい昨日のことのような・・ |
もうお互いに 手紙を交換する年でもありませんし、何年経っても、ちっとも 変わりばえのしないわたしを あなたの前にさらすのもイヤですけれど、 あなたの近況が知りたいんです、何だか無性に・・・・・ 教えてくれますか・・・ |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何年ぶりかで 舞い込んだ訳の分からぬ手紙 ブツブツ言う前に まぁ ひと言 暑中お見舞い 申し上げます ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
元気なようす・・安心しました。 今さら、何の用だ!なんてことは言いません。 永い間、待ってたような気がします。 ボクにしても、何度となく書いた出す宛てのない手紙を 破り捨てたり、燃やしてみたり・・、その青い炎を見ては ため息をついてました。 |
何をどう切り出していいのやら・・今、すごく考えています。 お昼に手紙を読んで、夕食を済ませ、一杯のお茶をすすっている 今も、考え続けています。 ********************** |
やっぱり君は、少しずつ大人になっていたのですね。 このぼくも、大人になった━成長した、と思ってた。だけど よくよく考えるに、ただ単に言葉を変えているだけで、 結局は、蒼い中学時代と同じ考えだった。 みんな、ぼくのことを、“変わった、変わった”と言う。そう 顔形は変わったろうさ、が、精神的には何の変化もない。 つい最近までは、すごく変わってきたとぼく自身思ってた。 でも結局のところ、なーんにも変わってなかった。 |
この間の連休を、ダチの故郷で過ごした。山間のakechi町という所です。 aichi と naganoとの県境にある、小さな町です。 すごく空気が澄んでいるところです。夜なんかね、満天に星が瞬いてる。 それに、月も赤かったょ。暖かく感じる月だった。冷たい、というイメージなん だけどね、月は。 木々の緑や、川の青さも又良かった。小鳥のさえずりも身近に感じたし、ね。 木々の間を透ける太陽光が眩しくて、それであのサングラスをかけた。 |
林を抜けて、茶畑の中に立って、遠くの山々を見た。 真っ青な空もいいし、端っこに浮かんでた積雲も良かった。 全てが綺麗で、ホントに絵だった。一幅の絵画だった。 |
山を降りながら、清水の流れを伝っている内に、いつの間にか 山と山との間を緩やかに流れる川になり、大きな魚や小さな魚が 誰に脅かされることなく、悠々としかも秩序正しく泳いでいた。 まるで釣り人の存在を知らないように。 ふと思った。“まだ日本にも古里がある”って。そう思うと、無性に qshyuに帰りたくなった。 ━ボクの生まれ育った町、先生に叱られた学校のある町、友だち と泳いだ川のある町、蓮華草畑で転げ回って泥だらけになった町。 懐かしさでいっぱいになった。まふだが熱くなったりした。そんな 自分が、たまらなく可愛く思えた。・・へんだネ。 |
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到底kakoには話せないこと・・。 愛 ━ これだ!という形なんか、あるわけない。 愛 ━ どんな状態か、わかるわけない。 唯、“愛してる”と、信じていられるらしい。 唯、信じる為には、愛していなければならない。 愛を得るには、まず信頼を勝ち取ること。 信頼を得るには、不断の努力の積み重ね。 猫を被っていようとも、不断の努力で被り続ければ いつかは猫になれる。 愛 ━ これだ!という形なんか、あるわけない。 愛 ━ どんな状態か、わかるわけない。 唯、“愛してる”と、信じていられるらしい。 唯、愛を得るには、まず信頼を勝ち取ること。 信頼を得るには、不断の努力の積み重ね。 猫を被っていようとも、不断の努力で被り続ければ いつかは猫になれる。 |
[破綻] kakoは今、一人だと言う。 実家に帰るわけにもいかず、ひとり暮らしだ、と。 駆け落ち同然だったの・・と、悲嘆に暮れている。 行間に滲み出ている “逢いたい・・” という感情。 尻込みしてる、ボクがいる。 男気を出せ!と、叱咤するボクがいる。 でも、でも・・ 今日のkakoは、ボクの好きなkakoじゃない・・ |