Take it fast !   

 高校生の、高校生による、高校生の為の、高校生活・・・?
高校時代に書き上げた作品です。
ネクラな高校生活からの脱皮を図る・・・、そんな心情らしきものを
拙い文章で、書き上げました。
(誤字・脱字等以外は、手直しをしませんでした。)
  (一)

 その日はいつになく暑い日だった。夏休みもあと一週間に迫ったとはいえ、例年の気温をはるかに上回る暑さだった。ーこの場合、具体的に摂氏何度とは表現しない方が良いと考えた。数字にこだわる方には申し訳ないが、次には湿度は?などと発展しかねないだろう。作者としては、そんな先入観を持たれることは遺憾である。
 その数字から感じられる暑さは、個々人によって多かれ少なかれ、差がある。そこで敢えて数字を書かないことにした。唯、近くに川があったならば”ザブン!”と飛び込みたい衝動に駆られるような暑さだった。酷暑である。特に、高校生には耐えきれない暑さだった。

 ここに三人の高校生がいる。どれも、個性あるマスクを持っている。ズバリ、行動派・ヒネクレ派・・・、この三番目の高校生、どちらかというと理性派に属するが実は平凡な高校生である。唯、他の二人が余りに違いすぎるので、個性ある男に見える。
 極めて真面目な男で、これといって目立つことをしない男である。しかし、唯真面目な男ではない。くそ真面目な男だ。一般に、真面目という言葉は、学業に臨む態度を評すると聞いている。この男といったら、授業中の態度は真剣そのもので、自習であろうとロングホームルームであろうと、その態度は変わらない。作者の知る限り、ロングホームルームにおいて、何らかの教科書を広げている真面目な男=ガリ勉とは違う。
 例えば、音学の自習の時間には、やはり音学の教科書を開いている。この後の授業において、英単語のテストがあるとしても、この男は音楽の教科書を開いている。殆どの学生が、英単語の暗記に取りかかっているというのに・・・。
 三人の内ヒネクレ派は、わざわざ席を離れ窓辺に行き、じっと遠い山々を見ている。
”今更、英単語の暗記にとりかかっても、すぐに忘れてしまう。” そう、嘘ぶくのが常だった。
 もう一人の行動派は、何やら女子生徒らと話している。その際、決して鼻の下を長くなどはしない。難しい顔をしている。目を閉じたりもしている。物事に、真剣に向き合うのである。
 突然、行動派が”ガタン!”と大きな音を立てて立ち上がった。皆一斉に、彼を見る。
 「委員長!お前の司会でこのクラスの風紀について、話し合ってくれ。最近、クラスが乱れきっている、面白くない!」
 勿論、皆が皆嫌がる。しかし、誰一人として反対するものはいない。彼が恐いのだ。しかしここで、ヒネクレ派が反対すれば、五・六人が賛同する。そして、自習となる可能性が強くなる。
 皆、窓辺のヒネクレ派を見る。しかし、今日の彼は、唯山々を見ているだけだ。彼は、気まぐれなのだ。言うこと・為すことに、筋が通っていない。だから、人望はあまり無い。しかし、彼の言動が他の生徒の有利に働くことであれば、たちまちヒーローになる。
 ヒネクレ派は、そのことを良く知っている。時にヒーローになり、時に大悪人になる。又、行動派もそんなヒネクレ派だけには負けてしまう。彼の弁の立つことを熟知しているのだ。屁理屈なのだが、勝てない。
 今、久しぶりにヒーローになる時が来た。しかし、彼はだんまりを決め込んでいる。真面目学生連の目に、軽蔑と敵意心と諦めの色が浮かんでいる。

 行動派が言う。
 「誰も反対しないようだ。委員長、やってくれ。時間が勿体ない。」
 委員長らしき、眼鏡をかけたやせっぽちの男が、渋々と立つ。と、あろうことか・・。
 「待ってください。みんながそれでいいと言うのなら僕もそうしますが、僕としては、音学の自習をやった方がいいと思います。第一、先生も居ないことだし。それに、あと二十分足らずの時間です。討論の時間には少ないと思います。風紀については、重要なことですから、誰かが調査して、その結果を元に討論してはどうでしょうか。」
 と、小声ながらも、はっきりと胸を張って、真面目派が言った。クラス内に、割れんばかりの拍手が起こった。真面目派は、”ドクン・ドクン”という心臓音を耳にしながら、真っ赤になっていた。
 さすがの行動派も、いつも連れ立っている仲間の一人に反対されては、反論のしようがなかった。
 「それでは、俺とあと二人の三人で調査したいと思うが、どうだろう。委員長、採決を採ってくれ。」
 勿論、この提案に反対する者はいない。満場一致で承認された。あちこちで、安堵の声が聞こえた。

 その日の帰り道、三人はいつもの如くに連れ立って帰った。行動派は収支ニコニコし、ヒネクレ派は心ここにあらずで、真面目派はいつもの如くに無表情だった。
 ヒネクレ派がポツンと言った。
 「俺、山に登りたくなった。さっき、山々を見ていたがウットリとしていたょ。”天と地の間に” という映画があるだろう。山の天辺に立つってのは、どんな気持ちかな。」
 「おぅ、そりゃあいい、俺も行こう。しかし体力がいるぞ!金もかかるらしいからなぁ、バイトでもするか?」
 行動派は、すぐさま反応した。真面目派は、唯苦笑していた。
 「お前さんには夢が無いのか?すぐに、金だ何だと言って。」
 意外に(というのは、失礼か?)も夢想家のヒネクレ派は、行動派に言い返した。
 「夢?笑わせるなょ。そんなのは、少女趣味だょ。そんなことでは、社会に出てから勝てんぞ!」
 「ふん、社会ねぇ。・・・世間様、か。」
 二人のそんな会話に割り込むように、真面目派は問いかけた。
 「ねぇ。クラスの風紀の調査って、何をすればいいんだい?」
 急なこの言葉は、二人を戸惑わせた。ヒネクレ派は、”止めとけ、止めとけ。”と言う。行動派は、”いや、やるんだ!”と、意気込む。そもそも、風紀の乱れというが、一部の女子生徒間の噂話に端を発している。”教師と誰かが交際している”果ては、”いや、中絶した”と。
 果たして、一生徒が立ち入っていいものかどうかも怪しいのだが・・。取りあえずは、噂の出所を探る事から始めることになったが、結局はわからず終いに終わるだろう。しかし、三人は取りかかるだろう、今までも三人で行動してきたのだから。仲が良いというか、仲間意識が強いというか。
 しかし、この三人とて喧嘩はした。一度ならず、仲違いしたこともある。が、いつも、真面目派の懸命な努力で、又元に戻る。他の二人にしても、やはり三人が良いのだ。水と油の性格が、妙に心地よいらしい。真面目派の男が、接着剤の役目をしているのだ。

 行動派にもヒネクレ派にも、ガールフレンドがいる。しかし、真面目派にはいない。二人に比べると、ハンサムである。成績にしても、当然ながらトップグループにいる。モテていいはずなのだが、作者だけの思いこみだろうか?もっとも、その原因は性格にあるのだろう。何せ、内向的だ、温和しい。今日の発言は、作者ならずとも驚かされた。初めてのことだ。もっとも、当の本人が一番驚いているのだから。
 そんな真面目派の男が、最近誰かに恋をしたらしい。いや、今までも”いいなぁ。”と思える女子生徒が居るには居た。が、今回は違うらしい。”恋している”という、実感があるらしい。夜、一人になると、その女子生徒の顔が浮かび、胸が”キュン!”と、痛むらしい。切ないものだ、作者にも覚えがある。そんな自分がたまらなく愛おしくなり、たまらなく自分が好きになる。
  その女子生徒は男より一年下であったが、幸か不幸か二人と同じクラブ(部活)に入っていた。故に、放課後には会う機会も多々あった。行動派がクラブ活動に熱心なこともあり、二人を待つという口実の元に居残りを決め込んでいた。
 実の所、昨年部員数が0人となり、廃部となっていた男子のバレーボール部を、行動派が改めて作ったのだ。気乗りのしないヒネクレ派を無理矢理入部させ、数人の幽霊部員を仕立て上げた。勿論、真面目派も部員ということになっている。練習には、全くと言っていいほど参加はしていなかったが。
 練習に参加する者は大抵3・4人ほどで、対外試合前に10人ほどが参加してくるような部だった。顧問の教師も居るにはいるが、経験の無い名前だけのものだった。故に、女子部員と共にの練習の日々である。
 ヒネクレ派の、冗談混じりの”体力づくりにでも参加しろょ。”という、誘いにすぐに乗ったのは、その女子生徒が部員だったせいだった。ひょっとすると、ヒネクレ派は気付いていたのかも知れない。
 もっとも、話をする機会もなく、話しかけることもできずにはいた。それでも、真面目派の男にとっては、同じ空気を吸っているだけで幸せな気分に浸っていた。ヒネクレ派の話から聞こえてくるその女子生徒は、タイプとして内向的な男は嫌いだという。それが少なからず、真面目派の男にショックを与えた。そのことからの、発奮であった。
 ”十七歳を境とし、過去と決別する!”
 そんな決意は、誰も知らない。勿論、二人も。そして、その兆候は見え始めた。体力づくりと称してのランニングだけとはいえ、部活動への参加。そして自習時間中の発言。この男にとっては、並々ならぬ精進である。肉体的苦痛はさ程でもないが、精神的苦痛は激しい。時として、喉がヒリヒリとする程に緊張している。
 (二)

 「よし、この具体的方法については、それぞれ今夜一晩考えようゃ。じゃ、ババイ!」
 行動派は、そう言うなり家の玄関に消えた。相変わらずのマイペースだった。
 ヒネクレ派は、黙々と歩いた。真面目派も又、黙々と歩いた。暫くの沈黙の後、
 「公園に行こう!」と、ヒネクレ派が言い出した。真面目派も、別れがたい気分になっていたので、
 「そうだネ。」と、応じた。
 「なあ、おい。人間というのは、面白いナ。」
 突然のヒネクレ派の言葉に、真面目派は驚きつつも
 「どうして?」と、聞き返した。
 「うん、俺な・・・」と、遠くを見るような目つきで続けた。
 「ある女の子が好きになってな。その子のことを考えると、何となく嬉しくなる。そのくせ、胸がキューッ!と、痛くなるんだ。あぁ、あいつじゃないんだ。悪いとは思うんだが、どうしようもない。」
 口をはさもうとする真面目派を制すると、ヒネクレ派は続けた。
 「そいつ、俺みたいなひねくれた奴は嫌いなんだ。どっちかというと、行動派タイプがいいんだナ。といって、俺を遠ざけるわけでもない。話は良くしてる。嫌いな筈なのに、だ。」
 「フーン。わかるような気がするょ。結局、若いというか、幼いというか、そんな所だろうナ。多分、我々が、母親に対して抱いてる感情に近いんだろう。母親には、”女”という意識を持たないよナ。それがわかるのは、もっと大人になってからだろう。まぁ、僕の場合は・・・」
 「そうか。お前のお母さん、駆け落ちしたんだったナ。ということは、無理矢理に”女”であることを、意識させられたんだ。中二だったっけ?」
 「うん、中二の冬さ。でも、その前から雰囲気はあったょ、何となく。父親との間もギクシャクしてたみたいだし。やっぱ、化粧も派手目になってたような気もするし。だからかなぁ、男女(おとこおんな)のような子に弱いんだ、僕。」
 「そうか、やっぱりな。あいつが好きなんだ、お前。よしよし、俺が話をつけてやるよ。何ぁに、大丈夫。あいつだって、まんざらでもないと思うぜ。」
 「えぇっ、困るよ、それは。今のままでいいんだから。」 
 「いいから、いいから。それでもな、初めの頃のお前は、イヤな奴だったらしいぞ。最近は、見直したみたいだ。そう言えば、この間一人で早く帰ったろう。その時に”どうして今日は来ないのか”って、聞いてたぜ。これは、脈ありだナ。うん、うん。」
 「違うんだ、そんなことじゃないんだ。違うんだ。」
 「何が違うもんか。いや、実を言うと、俺の気になる子というのがそいつさ。お前にその気があれば、と思ってたんだ。よしよし、早速明日にでも話をしてやるょ。でないと、俺も困るしさ。ハハハ、これは愉快だ、ハハハ。」
 「違うんだ、だめだょ。そんなことされたら、僕が困る。いや、君に悪いから、ということじゃない。だめなんだょ、まだ。」
 真面目派は、必死になって抗弁した。今のままで交際したとしたら、すぐに幻滅されてしまう、そう考えていた。もう少し、自分を高めたいと思っていた。
 しかし、そんな抗弁もヒネクレ派には届かなかった。”照れるナ!”と、言い残して、走り帰った。不意に込み上げてきた熱いものを、隠すように走った。ヒネクレ派は、この真面目派が好きだった。不器用さが好きだった。”たかが女一人の為に、この友情を壊してたまるか!”という、気持ちが強かった。

 翌日の放課後、真面目派は、期待と不安とのからむ複雑な心境で、体育館に入った。その子の姿はまだ見えない。と、ヒネクレ派が、更衣室の中から手招きで呼んでいる。しかし、昨日のことはひと言も口にしない。少し裏切られたような、変な気持ちになった。
 いつものようにグランドを走っている時、行動派がドスドスと追いかけてきた。そして、例の風紀について話し合いたい、と言う。ヒネクレ派は、即座に”嫌だ!”と、答えた。真面目派は、”あと十分後ならいいよ”と、答えた。行動派は、満足そうに頷くと教室へと向かった。
 ヒネクレ派は、校舎内に行動派が消えたのを見届けてから、
 「おい、今日はあの子にお前を会わせる予定だゾ。わかっているのか?」
 「うん、知ってる。いいんだょ、そんなこと。僕だって、彼女と話しをしてみたい気はあるさ。だけど今は、与えられた仕事を果たしたいんだ。」
 「おぅお、ご立派な考えだょ。しかしなぁ、行動派が一人で突っ走ったんだ。お前が従うことはない。お前、結局の所は、恥ずかしいんだろう。大丈夫だって、俺も付き合うから。」
 「うん、そうかもしれない。でも、やっぱり教室に行くょ。」
 ヒネクレ派は、相変わらずの真面目さに、”馬鹿だなぁ!”と、連発した。
 真面目派は、体育館に戻る途中、その子にバッタリ出会った。なのに、折角のチャンスを自ら放棄した。その子のことなど、まるで眼中に無いかの如くに、サッサと中に入った。ヒネクレ派が、何事か話し込んでいるのが気にはなったが・・・。
 真面目派の着替えが終わった時、ヒネクレ派がニコニコしながら入ってきた。そして真面目派の肩をポンと叩き、ニヤリと笑った。
 「何だい、気味が悪い。」
 しかしヒネクレ派は、唯ニヤニヤするだけで、ひと言も言わなかった。真面目派も、連られてニヤリとした。
 真面目派は、無造作に鞄を引っさげて、体育館を後にした。そして、追いかけてきたヒネクレ派の声にも振り向きはしなかった。

 その日は、三人で遅くまで討論をした。そして、六項目程の問題点にまとめあげた。その内、四項目が学校側の不手際に思えた。もっとも、噂話が真実だという前提なのだが。女子生徒からの情報も、幾分あやふやではあった。噂話の元がわからないのだ。はっきりしたのは、女子生徒だけが知っていて、男子生徒の誰も知らないことだ。そして、教師の間でも噂には上ったらしいのだが、職員会議での議題にはなっていないらしい。
 予測していた事とはいえ、腹の煮えくりかえる思いを、三人共感じた。もし、この教室に教師が入ってきたら、有無を言わさず、行動派は殴りかかったろう。そして、ヒネクレ派も手伝うだろう。が、真面目派だけは、それをじっと見守り呟くだろう。
 「これだ、これが原因だ。弱体化している。教師がホワイトカラー化している。事なかれ主義の蔓延が問題だ。」

 三人は、不機嫌だった。揃って校門をくぐって歩き出しても、ムッツリと黙りこくっていた。何も、解決していない。生活指導の教師に、噂話の真偽を問いただしても、”そんなことはない!あってはならないことだ!”と、建前論で押し切られてしまった。”生徒の立ち入る問題ではない!”と、一喝されてしまった。確かに、その通りだった。はっきりとした証拠もないのだ。あくまで、噂話なのだから。
 教師に片思いをしている女子生徒の、願望にも似た夢物語が、尾ひれがついての噂話かもしれないのだ。女子生徒の間だけの、しかも三年生の間だけの噂話というのも、おかしくはあるし・・・。
 行動派の家に着いた時、ようやく三人は”じゃ、明日!”と、口を開いた。そして、二人だけになった時、ヒネクレ派が口を開いた。

 「おい、喜べ!彼女、お前と話がしたいとさ。」
 ヒネクレ派はさも嬉しそうに、真面目派の肩を叩いた。少し痛かったようだ。
 「痛いょ、おい。」と、苦笑しつつ答えた。
 「勝手にしてくれょ。だけど、君もわからん男だなぁ。自分が好きな子を、いくら友達とはいえ、・・・。わからんょ。そこが、ヒネクレ派のヒネクレたる所以かな?」
 「まっ、そういうことだろう。ハハハハハ。」
 それから、二人の間に又沈黙が流れた。二人とも、めいめいの思いを巡らせた。空には、もう月が照っていた。急に、ヒネクレ派が言う。
 「The moon shines bright,but dark in myheart!ってか。・・おい、この英語合ってるか?」
 「さあな・・。いいじゃないか、君の造作語でも。原文と違っていても、君の今の心境だろう、いいさ。」
 「それもそうだ。」
 又、二人の間に沈黙が流れた。それは、ヒネクレ派の”バイバイ!”と言う声まで続いた。
 (あとがき)
ぶっきらぼうな作品で、少し気恥ずかしいです。当時、私の通っていた高校でのエピソードを題材にしました。私の所属していた文芸部の二年先輩が、その高校の教師と卒業後に結婚されました。
理由は知りませんが、年齢は二十歳過ぎと聞いています。何らかの事情で、留年されていたのでしょうか?

正直、ショックでした。というのも、その教師に対して、私が悪感情を抱いていたせいもあるのですが。
「どうして、あんな教師と!」という、気持ちでした。その先輩は、瓜実顔の日本美人でした。そう、「源氏物語」の、挿し絵のような。えっ?好きだったのか?と、言われますか・・・。
うーん、どうでしょうねぇ、・・。好きというより、「憧れ」でしょうね。

「貴方には、夢がないのね。こんな作品ばかり書いてちゃ、だめよ。」
いつも、叱られていました。お姉さん、という感じで・・・。
「今、どうしてみえますか?お元気ですか?toppy は、結局脱皮できずに終わりました。」
ハハハ、ラブレターみたいですね。

そうそう、実はこの作品は、エピローグのようなものです。
「水たまりの中の青空」という、作品の。まあ、おいおい発表していくつもりですが。
何せ、たくさんの小説を書きためていますので。今、せっせと整理中です。

他の作品も読んでやってください。宜しければ、感想なども。