市場原理主義、って何ですか?
テレビで見ました。中国、のことです。
貧富の差が拡大しているとは聞いていましたが、「これほどとは・」と、考えさせられました。
そして一番驚いたのが、一番ショックだったのが、医療のことです。

〔 医は仁術なり 〕
確か、中国から入ってきた言葉だったと、記憶してますが。
〔 医は算術なり 〕
日本で、揶揄された言葉だと、記憶してますが。
どうやら、中国に輸出してしまったようです。

セレブ御用達病院が、増えるようなんです。中近東地域には、すでにあるらしいですね。
三百万円。
何だと、思います?
人間ドックの費用らしいです。払いますか?払えますか?

朝。五時・六時になると、北京の大病院前に人が溢れるらしいです。
手に手に、元のお札を握りしめて。
診療の申し込みに、現金が必要なんです。前払いのための、現金なんです。

医療保険ですか?あるらしいです。でも、後払いのようなんです。
然も、入院時のみ払い戻されるらしいです。
通院では、払い戻しがないのです。民間の医療保険では、ありません。
れっきとした、国家の医療保険です。

十三億人です、人口が。
日本の比ではないと思います、医療費も。
以前は、国家予算から医療機関に対し、お金が回っていたらしいです。
でも、市場原理主義を導入して以降、医療費がもの凄い勢いで増えたそうです。
結果、国から医療機関へのお金が止まってしまった、とか。

先進医療には、お金がかかるんでしょうね。
誤解を恐れずに言わせてもらえるなら、
「そんな高い機器を使っての、検査やら治療が、本当に必要ですか?」
「機械にばかり、頼りすぎていませんか?」

市場原理主義って、何ですか?
貧富の差を作り出すための、システムですか?
格差を広げさせるための、システムですか?

頑張った人に、その努力に報いるための、システム・・
アイデアを生み出した人に、その気転に報いるための、システム・・
才能を磨いた人に、その精進に報いるための、システム・・
ふぅむ・・普通の、小市民を幸せにするための、システムじゃない・・

「お金が、お金を産む」
そのための、システム?


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